映像版「フードジャーニー」スタート! 千葉鴨川の林良樹さんの棚田を取材してきました〜!

おはようございます。
昨日、「フードジャーニー」の取材で、
カメラマンの井島健至さん、春さんご夫婦とともに
千葉県の南端、南房総にある鴨川まで足を運び、
1000年来の棚田文化を継承されている林良樹さんを取材してきました。

今回の取材の目的は、フードジャーニーに描かれた作品世界の映像化。
作品そのものの映像化ではなく、
その世界観が具現化された場所を訪ね、映像と活字に残し、

「日本の文化」「日本人が紡いできた生き方のかたち」

をヨーロッパ圏を中心に海外発信すること。
こちらをFJプロジェクトのセカンドステップとして位置付け、
まず映像素材のソース化を目指しています。

ふつう、本ができたら出版を目指すべきところですが(笑)、
去年末からいろいろな出会いが生まれ、こうした映像化のほかに、英訳のプロジェクトも進んでいます。

で、映像化の第一弾として訪れた、鴨川。

林さんの案内で高台にあるオープンスペースから棚田を一望した瞬間、
自分がこれまでたどってきた作品世界、
ずっと受け継がれてきた「日本」がまさにここにあると。。。
なんとも言えない深く、やわらかな感情が湧いてきました。

この棚田はただの自然ではなく、人が関わり合い、受け継がれてきた、人の記憶と自然の移ろいが溶け合った空間。

それこそが、「日本」。。。

林さんは、世界じゅうを旅した果てにこの棚田に行き着き、
その光景を目の当たりにした瞬間、
ここで暮らしたい、ここが自分の場所だと直感したそうです。

林さんも、旅をしながら食べて生きてきた人類の一人、
かつて世代を超えた旅の果てに日本列島にたどり着き、そこをアジール(聖域)と感じ、
安住の地とした人たちのすがたが何度もだぶって見えました。

言葉にならない、深い深い人の営みのつながり。。。
そのなかで生まれてきた日本の歴史。。。

自分が視線を投げかけていた世界は、決して架空のものではなく、実際にあったもの、そしていまここにもあるもの。

林さんのもの静かで、知性的な語りに耳をすませながら、
ここから何かが始まる、ここと世界がつながっていくことで未来が開かれることを実感しました。

これから、撮影担当の井島さんと相談しながら
まず第一弾のデモ映像を制作、皆さんにもお披露目するほか、
英字幕をつけてネット配信も始めようと思います。

メディアの本質は場と場をつなげること。

情報とは、本来、何もない空間そのものに満ちていること。

日本各地にこうした《情報の場》をつくり、 
個と社会、日本と世界、都市と自然をつなげ、メディアを覚醒装置として再生させる。。。それが僕の活動の次のステップ、ライフワークかなと思っています。

年明けからいろいろと思いがけないことがありましたが、
ともあれこうして次の一歩が踏み出せたこと、あたらしいご縁が生まれたことに感謝し、
これから大きく踏み出していきたいと思います。

林さん、お話いただいたソウルジャーニー、胸にしみました。

井島さん、春さん、取材でご一緒したクリスさん、大谷さん、
それから恭子さん。笑
どうもありがとうございました。

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