吉野取材レポート①〜女人禁制の聖地・大峰山に登ってきました〜!by nowhere JAPAN Project.

こんにちは。約3日にわたる吉野取材が終了し、いま帰路についています。
日曜のお昼に金沢文庫芸術祭に少しだけ立ち寄り、その足で奈良県の吉野へ。4月以来の訪問になりましたが、今回もほんとうにすばらしい出会いがあり、体験があり。。。おかげさまで充実した時間がすごせました。

ひとつひとつたどっていくのも大変なので、パート1としてまず16日の大峰登山のことを少し。

わずか1日の体験でしたが、4月にご縁をいただいた大師山寺の大塚知明先生の導きで、女人禁制、伝統ある修行場へ。。。鐘掛岩、西の覗きなど、“仕掛け”に満ちた行程をたどりながら、真言密教の世界のほんの入り口に触れられた気がします。

眩いばかりに広がり、善も悪も光も闇も包み込んだ、まさに曼荼羅のごとく多様性に満ちたこの世界。ここでどう生き、何を感じていくか? 

「修行自体に価値があるわけではない。そこに意義を見出すのではなく、修行で自分の幅を広げ、人を幸せにすること。そこに空海さんのめざした世界がある」

密教のリアリズムを語る大塚さんのことばは明快で、どこまでもシンプル。仏教の背後にひろがる膨大な観念世界も、いまここでよりよく生きるためためにフル活用する。

「人がいるから神仏が存在する」

「大事なのはイメージ力」

こんな謎かけのような言葉も、「ここで実際に幸せになる」ことに重きを置いた、あたりまえの世界観が前提にあるからなんだなとあらためて感じます。

いやあ、まさに山あり谷あり、僕なりに気づきの多い時間が過ごせたなあ。今回、なぜか(?)ご一緒できた金先生、ひとっちゃん、ありがとう。大塚先生、お寺での取材を含めお世話になりました。

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